大特免許を自動車学校で取得するのに10万円以上かかるん!?
しかも最短でも5日!?ってことで、一発試験にチャレンジしたのでコツと体験談をまとめました。
さて、いくらかかったでしょう?
10,150円でした
2回目のチャレンジで合格したので受験料2,600円試験車使用料1,450円が余計にかかっちゃいました💦めちゃくちゃ細かい費用全部まとめたら
- 証明写真800円
- 受験料2,600円×2
- 試験車使用料1,450円×2
- 駐車場代500円×2
- ガソリン代360円×2
- 免許所交付料2,050円
- 合計12,670円
近所の自動車教習所では10万円+αが必要なので約9万円もお安く取得できました👍
一発試験とは?
自動車学校に通わずに運転試験場で学科試験と技能試験を直接うけることをいいます。
試験場へ直接足を運んで運転免許証を提示しないと予約できないので、最短2日で(半日の有給が取れる方は1.5日休めば)取得が可能ですね。
一般的には自動車学校にて実技講習2時間×3日間(免許証をお持ちでない方は12時間と学科講習22時間が必要)を終え、卒検を合格して運転免許試験場にて免許証の交付となります。
大型特殊自動車とは?
カタピラを有する自動車(内閣総理大臣が指定するものを除く)、ロードローラ、タイヤローラ、ロードスタピライザ、タイヤドーザ、グレーダ、スクレーパ、ショベルローダ、ダンパ、モータスイーパ、フォークリフト、ホイールクレーン、ストラドルキャリヤ、アスファルトフィニッシャ、ホイールハンマ、ホイールブレーカ、フォークローダ、農耕作業用自動車、ロータリ除雪車、ターレット式構内運搬車、自動車の車台が屈折して操向する構造の自動車および内閣総理大臣が指定する特殊な構造を有する自動車で小型特殊自動車以外のもの
それらを公道で走行する為に大型特殊免許が必要であり、操作の免許はそれぞれ別の免許や技能講習が必要となります。
試験の合格率は?
令和2年の運転免許統計を見ると受験者96,534人で合格者82,802人とありますが、自動車学校卒業者の合格率はほぼ100%なので66,450人と試験免除者2,442人を引いたら、一発試験受験者27,642人合格者13,910人となり50%の合格率となります。私は2回目での合格であり、統計のとおりでしたね。
令和元年は受験者52,785人、合格者44,500人、卒業者33,700人、免除者2,530人、一発受験者16,555人、合格者8,270人、合格率49.9%とほぼ同じですね。
路上試験は?
大型免許(中型免許・準中型免許・普通免許)を取得するなら
①仮免許試験に合格し仮免許証を取得し
②仮免許証の期限内に本試験(路上試験)で合格する必要がある
大型特殊試験については路上での試験はありません。構内のみで行います。
教習所と一発試験の差とは?
練習は必要?
試験場によっては試験車両が中折れタイプ(ホイールローダ)と後ろ舵タイプ(フォークリフトみたいに後ろタイヤが動く)のどちらになるのかによります。
最寄りの試験場でどのタイプを使用するのか確認し、操作したことがないタイプであれば1時間1万円程度で練習できるスクールで練習した方がいいかもしれません。
それと、試験場や試験官によっても大きく変わってきます。
わたしも事前にネットでコツを探してたら補助ブレーキを踏まれたけど合格した方CHICKE’N’ROOMもいらっしゃいますが、私が受けた試験場では補助ブレーキは即アウトです。
一発試験の流れ
わたしの地域の試験場での内容なので試験場によっては多少時間が異なることもあります。
平日昼間(試験場にもよるが9:00~16:00が一般的)に直接試験場へ免許証を持参して予約する。(予約の変更は電話でも可能)
試験当日8:00開場→収入印紙(試験料の支払い)→申請書類の点検→書類の審査→技能試験場で待機
9:00数分前に集合→書類の確認(今はコロナの影響で検温)→適性検査(手のグッパー、腕の曲げ伸ばし、片足ケンケン、視力検査)→書類を確認し受験番号と受験コース番号を受け取る→試験コースを書き写し、実際のコースを徒歩で下見
9:40試験開始
不合格なら→次回の予約
合格なら全体の試験が終わるのを待ってからしばらくその場で待機(11:00ぐらいでした)合格者が集められ本籍地を確認するための暗証番号を設定証し写真撮影・免許証受け取りの時間を確認→13:00~写真撮影・収入印紙(免許証交付料)→待ちに待った免許証受け取り。
コツ
①安全確認 | 一番重要な項目であり、1種類の確認不足(例えば巻き込み確認)は交差点の度に減点されるので致命傷。自分は確認できていても試験官が見えていなければ減点になるのでわたしは見てますよアピールは大げさにしました。 | 安全不確認-10点 |
②右左折時のタイヤの軌道 | わたしはほぼこれで落ちました。交差点の度に減点されてました。試験場によって違いがあるみたいですが、特に左折は縁石に沿って白線を踏まないようにキレイに曲がらないと減点です。(知人が自動車学校で講習を受けた際、教官それぞれバラバラの指示で正解が分からなかったそうです)右折は交差点の中心より内側を走行。 右左折後の加速が早いとふらつきやすいので注意です | 離れ、遅れ-5点 ふらつき-10点-20点 |
③課題「方向転換」 | 道路を走行するというよりも駐車するというイメージで、慌てない。ゆっくり。落ち着いて。切り返しの1回は減点なし。 中折れタイプは内輪差や外輪差がないので後輪を縁石に沿わせて曲がり、車庫の中央めがけて入る。 後ろ舵タイプは出るときのことを考えて大回りで車庫の奥側めがけて入る(下記図解にて)。 | |
④課題「指示速度」 | 速度を維持できるかを判断する課題であり、試験場によっては20キロ、25キロ、30キロと違いがあるそうですが、決められた速度を一定距離キープして下さい。 課題以外では制限速度(大抵40キロ)を超えず遅すぎないように注意。 | 加速超過-20点 加速不良-10点 |
いかてっさんの一発試験
大型免許の一発試験を受けて、何度も落とされているので全く受かる自信が無かったので午前だけの半日有給を取って試験に向かいました。
試験場は8:00開場で質問票(過去に運転中に気を失ったことがありますか?アルコールを3日間摂取し続けたことはないですか?などの簡単な質問)を記入し試験手数料支払い→申請書類の点検→書類の審査→技能試験場所で待機(YouTubeでイメトレしてました)
9:00一発試験受験者が集められ、またまた書類を確認し体温測定。
移動し適性検査[手のひらグッパーグッパー・腕の曲げ伸ばし・片足ケンケン・視力検査]一発試験場所へ戻って書類を出したら受験番号票をもらいました。
受験番号票には試験コース番号がかかれているので、壁に掛けられている試験コースの順路を無料で置かれている試験場マップの紙に書き写し、自分の足でコースの下見をします。
コースは覚えなくても試験官が「③番を右」や「信号を左」というように順路を教えてくれるのですが、下見の時に「ここで目視」「ここでウインカー」「ここで徐行」などの再確認をゆとりをもって行えます。(運転をイメージしながらしっかり確認ができる)
その日大特の受験者は6人で試験官が2人でした。
「初めに受けるの嫌やな~、ちょっと様子見たいな」
って思っていたので書類の確認や適性検査はなるべく後ろに並んでたんですが
適性検査がスムーズに済んでしまっていたみたいで気が付いたら私がトップバッターでした💦(先に並んでた人は何処に消えたんやろ?みんな同じこと考えてたんかな?)
9:40受験者が集められて試験の説明があります。
詳しくは覚えてないのですが、脱輪について・課題の方向転換・課題の指示速度・踏切について(試験場の重機は試験官も隣に座れるように特殊な仕様になっていて、座ったままでは窓まで届かないから窓は開けておくので音を確認するアピールでいいです)・バケットは起こさないで上げるだけでいいです・細かい操作方法は乗った時に教えます・質問はないですか?と、何度も説明しているのでしょうから、早口で流れるように説明するので聞き逃したらしっかり質問しましょうね。
試験開始。重機の前を確認し後ろを確認→道路へ出る前左右確認→ドアの前でノブに手をかけ開ける前に前後の確認→両手で手すりをもって乗り込む(ドキドキ💦)シートに座ってからシート調整・シートベルト・ルームミラー右(ルームミラー左は「アカンアカンこっちはわたし用」って試験官用でした)・左のミラー位置と右のミラー位置を確認し「お願いします」。
操作レバー・レバーのロック・サイドブレーキ・フットブレーキ・前進、ニュートラル、後退、の説明を受けていざ発進?「変速ギアはどこですか?」って聞いたら「無い!自動!」ってめんどくさそうな返答💧
ニュートラルを確認→フットブレーキ(一応両足で)→エンジン始動→操作レバーロック解除→バケット上げ(高さが足らなかったので「アカンアカンもっと」ちょっと上げても「アカンもっと」また上げて「うん」となりました)→操作レバーロック→サイドブレーキ解除→前進レバー→なぜかもう一度「お願いします」(;^_^A
右サイドミラー確認→目視→ウインカー→左右と前確認→目視→発進
念には念を入れて確認しまくりました。発進した時の感想は「ハンドル回すのカックンカックンなるやん」「エンジンブレーキ効きすぎ」「ミラーの位置違うやん」でした。WA380というもう少し大きな重機の運転経験があるので簡単に考えすぎてました。
練習走行の短い距離を走った後は信号通過→車線変更→課題の指示速度20キロ→踏切→課題の方向転換→一時停止→見通しの悪い交差点→停車位置→ニュートラル→サイドブレーキ→エンジン切り→操作レバーロック解除→バケット下げ(エンジンがかかったまま下げると勢いよく地面に着くそうでエンジンを切ってから下げる。
その為にバケットを起こさないのかもしれません)→シートベルトを外し「ありがとうございました」→ドアを開ける前に前後の確認→ドアを少し開け後方確認→ドアを開ききって、体を反転し、お尻から、両手で、手すりを持って降りる(会社の先輩は何十年も前に一発試験を受けて、車内で合格を告げられステップを前から数段飛ばして降りたら合格を撤回されたそうです)。後ろから回って合否の確認。
結果は不合格「曲がるとき真ん中走りすぎ」とのことでした。
いかてっさん「何点残ってました?」
何点残っていました?
ん~…何点…え~…ん~…
曲がるときは真ん中ばっかりでした?
基本右寄りでしたね。
あなた大型(免許)も取りに来ていますよね?
大型車は車幅ギリギリやからそのクセで右に寄ってたんじゃないんですか?
大特は運転席が真ん中なので意識して真ん中走って下さいよ。
それに中央線も踏みましたよ。
えっ!?
中央線踏んじゃいました!?
全然気づきませんでした!!
で、何点残ってました?
え~…あれと…ん~…あれえ~と…
とのことで何点かは教えてもらえませんでした。(ホンマに点数付けてるんか?即アウトな失敗でもしたんか?)
次に気を付けるのは左折時にはインをゆっくり攻める!と思いつつ急いで会社へ向かいました🚙💦残念!
2回目は受験者6人試験官1人でスタート。
私は前回と違い4番目です。
前の人の様子を確認できました。
今回は全員が2回目以上とのことで説明を省いて試験開始です。
そして2人目がスタートした時に試験官がもう1台用意して2台体制にになりましたが、増えた試験官が前回と一緒の厳しい人でした。
はい!そうです!願いました!あの試験官だけは勘弁!
願いは叶いました。
3人目の人に厳しい試験官がつきました。
今回、左折では丁寧すぎるぐらいにゆっくりと縁石のそばを通るように心がけました。(直進などはゆっくり過ぎたら減点の対象となるのでメリハリのある走行をしましょう)
一周回り終えて合否判定です。
あなた右折の時に交差点の中心の内側を通るとき結構内側を通るときがありますね
(アカン!また落ちた!)
左折はギリギリに寄せないとダメってことで前回不合格になったので、右も寄せなアカン、寄せなアカン!って内に入りすぎてたかもしれません。
最終的に何点残っていました?
え?
ああ!?
合格ですよ。
右折の寄りすぎだけ気を付けてくださいね。
他は文句なし。
あなた上手ですね。
ありがとうございます!
めちゃくちゃ嬉しかったですね。
このときは何が原因で大型免許を落とされまくっていたのか分からなかった頃なので、少し心の支えになりました。
半日で有給取ってたので会社へ連絡。
この日2回目以上受験している6人中、合格者はたったの2名。
合格率50%ってホンマなん?
6人とも2度以上なのでこの日は16%以下の合格率となり、試験場によって難易度は全く違うようです。
大特以外の大型免許やけん引などの試験が終わるまで待機し、本籍地を確認する為の暗証番号を決めて13:00まで解散。
一発試験合格者はその日の様々な試験全部で4人でした。世間的に聞く合格率と全然ちがいますね。
13:00証明写真→免許証交付料2,050円を支払う→手持ちの免許証と新しい免許証の交換となりました。
最後まで読んで下さったあなたも合格します様に🌟