自動車学校で大型免許を取得するのに38万円以上かかるん!?
とビビりまくったおっちゃん!
安く免許取得する為に一発試験にチャレンジしました。
最安で取得できたら14,150円で済むという一発試験のコツ~仮免許編~をまとめました(普通免許を持っている条件で)。
路上試験(本試験)については別途まとめます。



試験内容
- 安全措置等(出発準備)…乗車前~発進までの安全にかかわる課題
- 練習走行…ブレーキの利き具合やクラッチの遊びの確認であり採点はありません
- 指示速度…指示された速度(時速50キロ等)を維持する課題(距離・区間は試験場の広さによる)
- クランク…L字に2回屈折した道を脱輪せずに走破する課題
- S字…S字に2回湾曲した道を脱輪せずに走破する課題
- 信号…信号の変化に対応する課題
- 坂道発進…坂道の途中にある停止位置で止まる。その位置から後退せずに発進する課題
- 障害物…障害物と一定の距離をとり安全に通過する課題
- 踏切…安全に止まり、確認し、通り抜ける課題
- 隘路(あいろ)…交差点を右折左折した後に通行区分帯に収めることを想定した課題
- とまれ…停止線でキッチリ止まる。発進する課題
- 路端…車体の左を路端ラインから指示された距離内で平行に、目印に車体前面を合わせ停車。路端と前面に設置されたポールに接触せずに発進する課題
- 駐車措置…路端ラインに沿わせ目印に車両前面を合わせ駐車し、降車する課題
わたしが受けた試験の順番で書きましたが、コースは4種類ありました。
順番については試験所によって、又コースによってバラバラなのですが、「次の○番を右折」「次の信号を左折」「次の○番で○の課題」など、試験官が教えてくれるので覚える必要はありません。
技術面では③④⑨⑪が特に難しいと思います。
しかし、下にあるコツを見てもらえばクリアできますので頑張ってまいりましょう

忘れてはいけないのが⑫の降車するときです。
コースを最終まで走行できて安心してしまって降車で不合格になる人もいます。
最後の試験官による合否の判定まで気を抜かない事を心がけましょう。
ちなみにいかてっさんは「4トン車のユニックで引き取り行ってるからイケるやろ?1回で通った人いっぱいおるし(昔は簡単に取れていたとは知らずに)!クランクとS字は問題ないやろ?隘路(あいろ)イケ…る…やろ?かな?他も大丈夫やろ?イケるイケる!」って軽い思いで試験を受け、初めの方のクランクでリタイヤしました(泣)

コツ
仮免許の試験では100点満点からの減点方式で60点以上で合格。
何か失敗したとしても顔に出さず気持ちを切り替えて次の課題に向かいましょう。
各課題は別途記述するとして、いかてっさんが1回目不合格し、2度目で合格したときに痛感した試験のコツは
安全確認 | 最重要ポイントであり、乗車前、乗車後、発進時、右折時、左折時、停車時、切り返し時等、何かするたびに確認する必要があります。1つの確認不足は交差点を通る数だけ減点されたり、発進した数だけ減点されたりと減点が致命的になりやすいです |
タイヤの 位置 | ・クランク、S字では前タイヤの位置を把握する…自分の尻の下と試験官の尻の下にタイヤがあり、自分は縁石を越えている(乗っている)感覚になる。でないと後輪が縁石に乗り上げる。 ・隘路(あいろ)、交差点では後ろタイヤの位置を把握する…隘路は後輪で手前のラインを少し踏む必要があり、交差点では後輪を曲がる縁石にキレイに沿わさないと減点となる |
切り返し1回目は減点なし | 課題の通過に余裕があればいいが、ギリギリで不安であれば1回目の切り返しは減点なしなので無理をしない事。試験場によってはセーフのとこもあるが、ポールに触れた瞬間に試験は強制終了となります。次に待ち受ける路上試験(本試験)の構内課題でも重要となります。 |



狭路
クランク、S字、隘路(あいろ)では1度の切り返しでは減点がありません。
縁石に乗り上げただけでー20点、そのまま気づかず進むと試験中止となるのでヤバいと思うなら無理をせずに切り返しをしましょう。
切り返しの時に安全確認を忘れないように気を付けましょう。
クランクだけで3回の切り返しはー10点
クランクで1回、S字で1回、隘路で1回の合計3回の切り返しは減点なし。
右折進入であれば思いどおりの側へ車体を寄せやすいのですが、左折進入の場合は後輪の脱輪にも注意が必要です。
- タイヤ位置の把握が肝心
- 1回の切り返しは減点なし
- 切り返しのときに安全確認を忘れない
- あせらない!歩くようなスピードでもいいので、一気にハンドルを回さずに車体の動き(タイヤの位置)を見ながらハンドル操作する
- 縁石に接触しただけで脱輪(小)縁石に乗り上げたまま進むと脱輪(大)で試験中止
クランク
クランクはL字に2回屈折した道を脱輪せずに走破する課題ですが、進入するときに曲がる方向とは反対側に車体を寄せ、ハンドルを切るタイミング(下図参照)に注意し、タイヤの位置を把握していれば問題なくクリアできる課題です。


S字
S字に2回湾曲した道を脱輪せずに走破する課題ですが、左カーブでは右前タイヤを縁石に沿わし(自分の右太ももを縁石に乗せるイメージ)、右カーブでは左前タイヤを縁石に沿わせ(試験官の左太ももを縁石に乗せるイメージ)れば後タイヤの脱輪はしません。
左カーブから右カーブへの切り替えのタイミングは左後ろタイヤが縁石をクリアしたら左前タイヤを左ミラーを確認しながら縁石に寄せる(右カーブから左カーブは右後ろタイヤがクリアしたら右前タイヤを寄せる)

隘路(あいろ)
交差点を右折や左折した後に通行区分帯に収めることを想定した試験です。
基準ラインを踏まずに平行に引かれた2本のラインのうちに車体を収めてください
- 後ろタイヤで手前ラインを少し踏むこと(踏まないと収まりません)
- 切り返し1回は減点なし
- 切り返し時の安全確認を忘れない
- 前後の切り返し範囲を越えると試験中止
- あせらない!半クラッチを使ってでも一気にハンドルを回さずに車体の動き(タイヤの位置)を見ながらハンドル操作する



2本のラインに納めたら試験官に合図をして下さい「完了です」。
その他
安全措置(出発準備)
乗車から発進までの安全にかかわる課題
乗車前に車体前の安全確認をし、車体後方から運転席に回り、前方と後方の安全確認してドアを開け座ります。
ドアロックをしてから(ここで手持ちの免許証の確認することもあります)試験官に「おねがいします」。
手早くシート調整、シートベルト、ルームミラーの調整(合っていても手で触ること)してからブレーキ、クラッチ、ギアをニュートラルにしてからエンジンをかける。
縦列駐車から車道へ出るときは前方方向を確認し、右ミラー確認、目視(直接窓越しに右後方の確認)し、発進時には左後方のリヤオーバーハング(後輪中心より後ろに突き出た部分で曲がる方と反対側に振り出す)による接触確認もする。

一旦車が止まって発進するときに、そのまま直進する場合でも周囲の安全確認が必要です。左を向いて左側とサイドミラーを確認、ルームミラー確認、右を向いて右側とサイドミラーを確認する。
- 後方からくる車両にブレーキを踏ましたりアクセルを緩めさせない
- 左手をチェンジレバーにおいたままで走行しない
- 逆手ハンドルは問題ないが片手でハンドルを回したり(手のひらでクルクル回すことも)送りハンドルは減点対象
練習走行
試験車に慣れるための時間
採点がないのでブレーキの利き具合やクラッチの遊びなど、試験車の状態を確認し慣れておきましょう。
指示速度
指示された速度(時速50キロ等)を維持する課題
速度メーターに目を奪われてハンドルがふらつかないようにしましょう。
試験場のコースはほとんどが最高速度40キロだとおもいますが、最高の速度だからといって常時トロトロ運転にならないようにメリハリをつけた運転(直進ではスピードを上げる。カーブや交差点ではスピードを下げた安全速度で)をして下さい。
信号
信号の変化に対応する課題
いつものように通過しない。黄色だからって注意しながら進んではいけません。
黄色に変わったときに停止線を越えている場合やブレーキをかけても停止線を越える、急ブレーキを踏まないといけない場合は当然進むべきですが、右左折をする場合は徐行して交差点に進入しているハズなので、できるかぎり止まりましょう。
青信号に変わって発進するときも周囲の安全確認を!
坂道発進
上り坂の途中にある停止位置で止まる。その位置から後退せずに発進する課題
サイドブレーキを引き半クラッチでアクセルを合わせて発進してもいいし、フットブレーキを踏んだままクラッチを徐々に繋いでいくと車体が「ブルブル」と振動しエンジン音が変わるのでゆっくりフットブレーキを離す方法でも大丈夫です。次に待っている本試験(路上試験)では坂道も多いと思うので練習しておきましょう。
下り坂ではクラッチをきった状態で下らないでエンジンブレーキを使いましょう。
障害物
障害物と一定の距離をとり安全に通過する課題
障害物を駐車車両と仮定して70~80センチの間隔をとり安全に通過して下さい。
大きくはみ出したと判断されてしまったら【右側通行】になり試験中止です。
ルームミラー、右サイドミラー、目視しウインカーで合図。2~3秒して進路変更。障害物の少し手前でルームミラー、左サイドミラー、巻き込み確認しウインカーで合図。
ウインカーの戻し忘れに注意
踏切
安全に止まり、確認し、通過する課題
踏切の手前で停車、セカンドギアに入れ、窓を開けて音「カーン、カーン、カーン」を確認し、右!左!と顔を向けて電車が来てないことを確認し、前方を確認し発進。
通過中の変速は車体の半分が通過していないと減点
とまれ
停止線で止まる
停止や減速するときにブレーキを踏む前にクラッチをきってしまわないように注意し停止線を越えずに確実に停止しましょう。右ヨシ!左ヨシ!と確認する余裕を持ちましょう。
路端
車体を路端から指定距離以内で平行に、目印に車体前面を合わせて駐車し、路端と前方に駐車車両と仮定したポールに接触せずに発進する課題
- 路端ラインから車体の前輪側・後輪側それぞれ30センチ以内に停車
- (路端ラインから車体が平行に)
- 色分けされたポール目印に車体前面を前30センチ後ろ30センチ以内に停車
- 車体を平行で30センチに納めたら停車措置して「完了です」
- 路端側と前方のポールに接触せずに発進する

- 切り返し1回は減点なし
- 平行に幅寄せするには誘導が大事!進入角度をつけない
- 発進時の安全確認を特に後方確認を忘れがち(他の試験車両を妨げないように)
- ハンドルはまず半回転~1回転から徐々に回転させリヤオーバーハングを回避しつつ左ミラーをかわす
駐車措置
路端ラインに沿わせ目印に車両先端を合わせ駐車、降車する課題
- 路端ラインから30センチ以内で平行に停車
- 目印から前30センチ後ろ30センチ以内に停車
- ギヤをニュートラル、サイドブレーキ、エンジンOFF、ギアをバックに入れて終了
車内で合格を告げられたとしても本当の合格ではありません!窓越しに前後の確認をして、ドアを少し開きもう一度後方を確認します。手すりを持ってお尻から降りましょう。

いかてっさんの場合
通院のために会社を半休していたので病院終わりに試験場へ向かいました。
がっ!
「免許証といえばここ」という考えで、免許証の更新センターに到着。
大型免許の試験を予約したいんですけど
??試験??
一発試験というか…飛込試験というか…
ここは更新センターなので免許証の更新だけですよ。
試験場は出口を左に曲がって隣の建物です。
「ホンマや!」って思わず口にしてました。
ということで試験場へ着いてたらpoliceメンが2人立っていましたので「大型免許の試験を予約できますか」と尋ねたら「地下の⑧番へ行って下さい」とのことで向かいました。
⑧番窓口で持っている免許証を提示し、空いている日を確認し予約、必要書類と試験料の支払いと当日の書類申請を受ける説明があり、予約票を受け取って予約は完了です。
試験は9:00からですが、書類審査などの準備があるので30分前には来てくださいとのこと。
試験当日はまず質問票の記入(過去に運転中に気を失ったことはありますか?アルコールを3日間摂取し続けたことはありますか?などの簡単な質問)⇨試験料支払い⇨申請書類の点検⇨書類の審査⇨技能試験場所で待機
9:00一発試験の受験者が集められます。そこでも書類の確認があり体温測定(コロナ対策)して全員で適性審査場所へ移動。
適性検査は・手のひらグッパーグッパー・腕の曲げ伸ばし・片足ケンケン・視力検査・深視力を行い、合格なら技能試験場所へ戻り書類の提出と引き換えに受験番号と試験コースをもらいます。
白紙の試験場マップが無料で置いてあるので、壁に掛けてある試験コースを書き写してから実際のコースを徒歩で下見をします。
順番を覚えなくても「⑦を左折」「信号を右折」というように試験官が教えてくれますが、歩くことで「ここで目視」「ここではウインカー」「ここは見通しが悪いから徐行」と確認ができます。
9:40大型免許の仮免許受験者が集められ課題についての説明があります。
詳しくは覚えていませんが脱輪、指示速度、隘路、路端の内容だったとおもいます。
仮免許の受験者は4人。
いかてっさんは2番手です。
1番手が運転しているときは平常心でいましたが、いざ試験がはじまると「安全確認が抜けんようにきをつけな」と思いながらも緊張してましたね。
平常心を装いながら後ろ側から安全確認!トラックに乗り込む前に安全確認!乗り込んでドアロック、免許証を提示し「お願いします!」。
シート調整、シートベルト、ルームミラーを触って、ブレーキとクラッチきって、ギアをニュートラル、エンジン始動。
始めましょう、出発したら⑦を左折
ギアをセカンド、前方確認して、ミラーみて、目視して、ウインカー、発進。
(やっぱり大型はデカいなぁ!しかも目線が高いし!めっちゃ長いやん!)って思いましたね。
⑦を左折してから小さなカーブを越えたら「はい!練習走行終わり!」そこから200メートルぐらい走って「指示速度50キロ」
指示速度は緩やかなカーブでしたが、50キロを数百メートルキープできたと思います。試験官の説明で終わりの指示はしないとのことでしたが、速度標識が出てきたので40キロに落とします。
次はクランクに入りました。右折進入で入りやすく、左折れなので右一杯に寄せて、左にハンドル…
「あれ?無理!切り返ししないと」安全確認してバック。
もう一度チャレンジ「あれ?無理」。
もう一度チャレンジ「あれ???何で無理なん?」
「あれ?何回切り返しした?」
余裕で曲がれると思っていたのに、全然曲がれないことによる焦りで、何回切り返したかプチパニックになってました。
もう切り返し出来ないと勘違いしていたので、少し乗り上げて降りた瞬間
はい!試験は終了です!
試験官の終了の合図でした。
いかてっさんの初戦では、課題らしい課題は指示速度しか出来ませんでした。
あなたタイヤの位置を把握していませんね?もう一度バックしてやり直してみます?
いいんですか?
おねがいします!
試験官「お尻の下にタイヤがあるでしょ?ゆっくり進んで。まだハンドルは切らないで、はい、ゆっくりハンドル切って、もっとゆっくり進んで、まだハンドル切りすぎない、そうそう、後ろ抜けたでしょ?」
続く右折れも曲がれませんでした。
試験官「左のタイヤは私のお尻の下ですが、ミラーで確認してくださいよ、ハンドル回したら出てくるから見やすいでしょ?あなた思い切り良すぎて、進入速度も、ハンドル操作も早すぎです。」
その後スタート位置に戻って試験は終了しました。
次の予約をしてかえりました。
会社に10トンのダンプがあるので、次の日仕事終わりに借りて、社内でタイヤの位置を意識して乗ってみましたが、思いのほかタイヤの位置って後ろにあるって意識に変わりました。
2回目は初戦と同じコースでした。
クランクはタイヤ位置を把握できたおかげで簡単にクリア。
S字も左折進入ですが右前タイヤを縁石に沿わせてから左前タイヤを沿わせていれば難なくクリア。
坂道発進もサイドブレーキを引いてクリア。
隘路は少しラインを踏んでいる様にみられたら嫌なので念のため減点なしの1回切り返してクリア。
路端では目印に停車できたと思いましたが「左との距離が空きすぎ、前後も目印まで離れています、やり直し」
左については30センチ以下なんて考えてもなく「これぐらい寄せてたら大丈夫ちゃうん?」ってな考えで適当に寄せただけだったので、車体1台分以上まっすぐバックして進入角度をつけずに緩やかに寄せて、前後も先ほどの位置より前に停車しました。
はい!大丈夫です。
次に行きましょう
スタート位置まで戻ってきて、左のラインに寄せて、前後も気を付けて停車。ギアをバックに入れてエンジンoff。
どうぞ降りてください
降りる所も採点って聞いた覚えがあり、窓越しに前後確認して、ドアを少し開けてもう一度確認。
ドアを開けたら手すりを持ってお尻から降り、ドアをしめて反対側の試験官のもとへ。
合格です
えっ?ホンマですか?
ありがとうございます!
あなた上手ですね、安全確認もちゃんとできてたし問題ありません。どこかで運転してました?
ありがとうございます。たまに4トンのユニックで荷物の引き取りに行くことがあります。
おめでとうございます
という具合に仮免許を取得しました。
次は路上の本試験ですが、この時点では「路上も問題なしやろ?」って思っていましたが、相当苦労します。
何でこんなに落とされるのか?理由が分からず困り果てました。
その理由はたった1度の安全確認でした。
こちらから路上試験へどうぞ☟

